img1

ヘルスケアをより患者様の身近へ、
ひとつひとつ丁寧な修理を

まったくの初心者が、一人前のフィールドサービスエンジニアとして年間100件の修理を完了できるようになるまで。大村侑李奈さんのお話は、学ぶ意欲と強い意志を持ち、協力的な環境からサポートを得れば、やろうとしたことを成し遂げられることを教えてくれます。

現在の所属部署と担当業務を教えてください
Monitoring Analytics and Ultrasound (MAUS)チームのフィールドサービスエンジニア(Field Service Engineer)として、エコーとモニターのサービスを担当しています。デバイスが常に最高の状態で稼働するよう、修理と点検、据付業務を行うのが私の仕事です。

ベッドサイドモニタは患者様が常時身につけているため、モニタリングを止める時間を最短にして作業を行う必要があります。このようにソリューションのダウンタイムを最小限にするため、うちのチームではできるだけ事前に準備をして対応しています。

フィリップスに2年以上前に入社されたそうですが、ここまでの歩みを教えてください。
入社当時、フィールドサービスエンジニアとして仕事を始めた頃は、初めての分野でしたし、メンテナンスや修理の作業をひとりでできる状態ではありませんでした。実際の仕事を通じて様々な方に質問し、CASや先輩から学びました。

今では年間100件程度は修理を行なっています。まだ課題に直面することはあります。修理しても全く現象が改善しなかった時は、その根本的な原因がすぐにわからなくて、お客様に申し訳なく感じると同時にとても悔しい思いをしました。でもとてもありがたいことに、テクニカルサポートチームや同じブロックの先輩など、いろいろな方の力を借りて直すことができました。

皆さんがとても優しく懇切丁寧に教えてくださり、またサポート体制が整っているので助かっています。自分にはまだまだ知識を習得する必要があり、もっと経験を積んで実践に活かしたいと考えています。
前職との違いはどのような点がありますか
前職では年齢の近い人が多かったのですが、現在の職場では職務経験が長い方が多いので、たくさん学ばせていただいています。
年齢に差があっても聞きやすい環境を作ってくれたフィリップスと、とてもフレンドリーに接してくださる先輩に、心から感謝しています。
仕事をアサインしてもらえると任せられた責任感を感じ、期待に応えてそれ以上の仕事をしたいという意欲が湧き、そこに好循環が生まれていると思います。
 
フィリップスは、要求が高い会社ではないですか?
フィリップスでは、常に患者様とお客様を中心に考えて行動することが求められます。エンジニアにはお客様への向きあい方として、単に修理を完了する以上の付加価値が求められると感じています。そしてそれに応えることができる社員が多く、とてもレベルが高いと思います。

修理のため先方に伺ってもそれだけで終わらず、他の装置にも配慮したり、現在の状況について確認したりと、先を見越したコミュニケーションが積極的にとられていることに、とても感銘を受けました。

私もそのような対応ができるように知識を深め、お客様に寄り添えるように学んでいきたいと思います。そのために営業に同行してお客様とコミュニケーションする機会を拝見したり、他のオフィスのFSEの方に同行することで、お客様に対しより良いパートナーになるための対応方法を学んでいます。
ヘルステックカンパニーで働くことについて感じること、やりがいを感じることはありますか?
医療機器やソリューションを扱う会社の一員として、責任を持った行動を求められていると感じています。

フィリップスは最先端のテクノロジー、新しい機器やソリューション、ワークフローを通じて、ヘルスケアの未来を革新する影響力の高い会社です。こうしたそれぞれのモノやデバイスをシームレスにつなげることで、これからのヘルスケアが見えてくるはずです。

そのために、社員一人ひとりが役割を持ち責任を背負って貢献していかなければならないと思います。

仕事のやりがいを感じる瞬間は、修理が完了し装置が正常に動作したことを確認した時です。そして感謝の言葉をいただけた時に、喜びを感じます。
img1
座右の銘、信条があれば教えてください
「意志あるところに道は拓ける」。私は負けずぎらいな性格なので、困難なことに直面したり、心が折れそうになったりしても、あきらめず、最後までやり遂げることを大事にしています。

エンジニアという仕事には男も女も関係ありません。私自身、もともと修理は得意な方ではなかったのですが、困った時には助けてもらえるので安心です。

周囲には向上心の強い方が多いと感じています。自分にあえて負荷をかけてそれを乗り越えるという、周囲のパワーに感化されています。修理の完了時に覚える深い達成感や充実感、そして修理の回数を重ねるごとに得られる自信。ーそれが、知識や経験をこれからも積んでいきたいという気持につながっています。