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ヘルステック領域への挑戦に、迷いは
なかった

秋元 啓:スリープ&レスピラトリーケア マーケティング部
ソフトウェア/ネットワークソリューショングループ
プロダクトマネジャー​​​​​​​
ヘルステック企業だからこそ実現できるフィリップスで、
健康な未来へのソリューションに携わりたい

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大学では工学部の機械情報工学科で、データサイエンスの勉強や研究を行なっていました。研究で取り組んだメインテーマは、ウェアラブルデバイスを用いて一人暮らしの高齢者を見守るシステムの開発。実際に高齢者の方にお願いしてデータを取得、分析させてもらい研究に活かしていました。仕事でも、このように普段の暮らしのなかに入り込んでデータを活用し、生活の質を上げていくようなことがしたいと考えていたんです。
フィリップスは、学生当時のイメージだと歯ブラシや髭剃りの印象が強かったです。しかし就職活動中に会社説明会に参加して、実は生活用品より健康や医療の分野を主軸に事業展開していることを知りました。今後の医療も、予防医学や健康促進という方向にシフトしていくと感じていたので、普段の生活から入り込み、診断や治療そして最後のホームケアまで全部のプロセスに対してソリューションを持っているフィリップスには非常に魅力を感じました。
面接の際にも、在宅での治療器やIoTを活用したソフトウェア開発に今後は注力していきたいという未来の展望をオープンに話していただき、自分もそのチームづくりに1から携わりたいと思い、入社を決意しました。ほかにも医療系の会社はいくつか検討したのですが、ここまで人々の生活に密着した事業を見据えている会社はフィリップスだけだったので、迷いはなかったです。
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医療の知識はまったくなかったが、入社後の不安もなかった
医療系の知識がまったくなかったものの、先輩社員から入社後に学ぶことができるといわれていたので、特に心配はなかったです。実際に入社してからは、医療だけでなく、医学的な部分のトレーニングを受ける機会もあったので安心でした。あとは実務のなかで必要に応じて勉強し、知識を蓄えていきました。どんな企業に入っても知らないことって絶対に出てくると思うので、勉強はしないといけないだろうという意識はしっかり持って入社しましたね。
私は、希望をしていたスリープ&レスピラトリーケア事業部に配属されました。この事業部は、睡眠と呼吸に特化したビジネスを展開する部門です。
配属直後は、OJTを中心として業務がスタート。Web上に製品や医療に関する動画が用意されていて、新入社員が自由に受講できるシステムになっているので、実務と並行して活用していきました。また、スリープ&レスピラトリーケアでは、入社後6ヶ月研修というプログラムがあり、期間ごとに覚える項目がリスト化されているんです。そこでは、治療器に関わることはもちろん、病気や病態に応じて実際に使用される治療器なども覚えていきました。
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とにかく最初はさまざまなことを吸収する期間だと思い、必死に勉強しました。まったく知識がない状態とはいえ、大学で学んだことを活かせなかったかというと、そうではないです。例えば、研究をするときにデータを取得したり、検証をすることが多かったのですが、そういった際の手順や頭の動かし方は今の業務でも非常に活かせていると感じます。
現在の仕事内容はマーケティング部で、呼吸と睡眠それぞれの治療機器に関するソフトウェア製品を担当しています。製品自体はアメリカで開発されているので、日本の医師や医療従事者、患者様が何を求めているか、日本の方々向けにどうやったら使いやすくなるか、製品の理解を高め広く知っていただけるかを日々試行錯誤しています。
多くのデータを扱う部署なので、日々、社内外からたくさんのお問合せやご要望をいただきます。海外の製品を日本で販売するため、営業のプレゼン資料を作成したり、日本市場の動向や意見、要望を取りまとめ、機能追加の依頼をアメリカ側へ交渉したりとやることは多岐にわたり非常に多いのですが、フィリップスの製品が医療従事者や患者様に貢献できているという実感も得られるので、そのぶんやりがいも大きい仕事です。
3年目で感じるやりがいとこれからフィリップスを目指す人へのメッセージ
入社した時とくらべて、ある程度の業務がこなせるようになってきたいま、どんどんやりがいも大きくなってきていると実感しています。新卒のときは視野が狭く、覚えることに必死だったので、とりあえず自分のできるところから小さな仕事を精一杯こなそうと考えていました。その努力もカタチになってきて、現在の3年目の段階で業務の流れを大枠で見られるようになってきたと感じています。
次のステップは、これまで収集してきたデータをどう活用していこうかという段階です。患者様だけで約10万人のデータをクラウドで管理しているため、それらを用いて他部署やパートナー企業と連携し、医療業界をより良いものへ変化させるソリューションを生み出せないかと考えています。これまでは製品を知る、データを集めるという作業でしたが、現在は集めたデータとフィリップスの製品をどう連携、活用していこうかとチャレンジしています。
新しい領域へ挑戦する際には、常に自身のアップデートが必要です。そのため、現在は機械学習やAIといった分野の勉強に励んでいて、こういった知識のインプットにも専念できる環境があるのはフィリップスのいいところです。やりがいが増えたぶん、日々の仕事の忙しさも増えてきたので大変に感じる点も大きくなってきましたが、周囲の方のサポートも受けながら自身の成長を実感しています。
最後に、就職活動でこれからフィリップスを受けられる方へお伝えしたいのですが、今後当社で活躍するにあたり大事なことは知識でも経験でもなく、変化に柔軟に対応できるかだと思います。その点、若い世代は変化に慣れており、その感覚がもはや武器となります。フィリップスはいま、まさに変革期ですので、その豊かな発想や日々ITに触れている感性そのものに大きな価値があるのです。僕も含めて先輩たちは新しいものを拒みません。ぜひフィリップスで存分に世の中に価値のあるアウトプットを楽しんでほしいと思います。
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